ギフテッドならではの特性

ギフテッドといっても十人十色なので、あくまで娘の場合はなのですが、

「私の子供も、もしかしてそうかな...?」

と思われている方の参考になればと思います。

・習得が早い

ひらがなやカタカナは教えていないのに覚えました。自力で会得する、というところがポイントかもしれません。

TVで流れた言葉や歌の歌詞から「○○ってどういう意味?」とか聞いてきて、教えるとその言葉を正しい使い方で日常的に使うようになります。

それゆえの困り事は、足並みそろえる学校の授業が退屈に感じてしまうことです。

「何回も同じことやるんだよ?もうわかってるのに...」と。

・反復練習が嫌い

宿題で毎日計算のプリントをやるのが苦痛のようで、1年の最初の頃は癇癪をおこして紙をぐちゃぐちゃにしたことがあります。(後述しますが、感情のコントロールが苦手なのです)

学校では基本ちゃんとやっているみたいで、先生は驚いていました。

ピアノを習っていますが、ピアノの練習もよく癇癪をおこします。(なのにやめるとは言わない...)

ピアノを蹴ったりすることがあって、楽器を大切に扱えないのは私は許せないので、次そういうことがあったらやめてもらうと伝えました。

それ以降は癇癪をおこしても蹴ることはなくなりました。

・感情がジェットコースター

この部分に1番悩まされます。

高知能であっても、感情のコントロールは人一倍苦手なんです。

家族の前では主人とも私とも対等に話していてクールなんですが、喜怒哀楽の激しさでまだまだ子供なんだなぁと感じます。

エピソードは先ほどの反復練習の話でもありましたが、弟との喧嘩でもすぐに感情的になって怒り、手が出ます。

「私が縄跳びをしてたら○○くんに下手って言われた」と言って些細なことに深く傷つき泣いたり、勝負事で負けても泣きます。

娘は「泣きたくないのに涙が出てきちゃうんだよ」と言っていました。

ある時から感情的になった時にその場を離れるようになって、私は「またすねてる。すねたらかまってもらえると思われないようにそっとしとこ」と思ってたんですが、その後けろりと帰ってくるので、それがクールダウンのためのものだと気づきました。自分なりにどうにかしたいと考えているんだなぁと。

・疑問を持つ

みんながなんとも思わず先生に言われたことをしている中、「なんでこのやり方をしないといけないの?」と感じて、言う通りにしないことがあります。

たとえば、習っていない漢字を使ってはいけないとか、算数と国語の教科書は毎日持って帰るなど。置いて帰って怒られてました。

「体育座りって嫌なんだよね。ズボン汚れるじゃん」とか。おしりをつけない座り方して注意されたらしいです。

理由を聞くとまぁたしかになーってかんじですけど、ルールは守らないといけないからね。

これに関してはただ娘が不真面目なだけなのかもしれません...

・危険察知能力が高い

幼少期本当によく泣いてだっこを求める子だったのですが、怖いという不安からくるものだったようです。家では穏やかに過ごせていたのでなんとなく気付いていましたが。

弟の危険生物の図鑑の、噛まれたり刺されたりしてしまった時の対策とかを熟読して覚えています。

運動神経は悪くないけど、危ないと思うとおもいきってできないというところもあります。

跳び箱や鉄棒、側転なんてもってのほか。

 

こんなところでしょうか。

もしかするとギフテッドのイメージとずいぶん違うかもしれません。

難しい数式を幼児期に解いてしまう、なんてことは娘はありません。

知的好奇心は旺盛ですが、ひとつのことにのめり込むタイプではなく、広く浅くというかんじです。

おそらく左利きの脳の働きのせいですが、言葉が出るのが遅かったし、今も喋るのがわりとゆっくりです。