2年生になって
1学期は長女自身もそうだと思いますが、一緒に楽しく過ごせるお友達ができるかな、理解のある先生かなと不安が尽きずドキドキします。
1年生の時の担任の先生も娘は好きでしたが、今の担任の先生はもっと大好きみたいで、毎日楽しそうに学校の話をしています。
娘は気分のムラがかなり激しく、興味のあることは前のめりで積極的に聞くけど、つまらないと思うとあからさまに授業態度が悪いのですが、個人懇談で話した時に「わかりやすくオンオフがありますよねー」というふうに捉えていただいていて嬉しく思いました。
娘の態度は、頑張ればできるのに怠けていると思われがちだと思うので。
「賢いですよね。いつもちゃんと理解してるなっていう解答ですねー。」
とおっしゃったので、サポートブックを読んでいただいているのかなと思いましたが、聞いてみるとそのファイルは引き継がれていませんでした。
読んでいないのによく娘のことをみてくださっているなぁと感じました。
「隙あらばすぐ僕に話しかけに来るんですよね」というのも、「弟さん妹さんがいるし、さみしいんでしょうか」とか「お母さん仕事されてますか?」とか原因を考えてくださっていて。
愛情不足と思われてたみたいだけど(笑)
その理由はただ先生が大好きで、大人と喋るのが好きなだけなんですけどね。
でも忙しいと思うので、迷惑かけているのかもと申し訳なく思いつつ、それほどまでに娘が信頼おける先生に出会えたことを嬉しく思っています。
ギフテッド応援隊のサポートブック
ギフテッド応援隊とは【ギフテッド/2Eの子ども(およびギフテッド/2Eと思われる子ども)を持つ保護者が主宰する親の会(任意団体)】で、ギフテッドに対しての知識がない方にギフテッドネスを伝えるのに、とてもわかりやすいサポートブックというものがありました。
娘が1年生でまだ学校に馴染めず登校しぶりがあった頃、検査からギフテッドに辿り着き、先生にも娘の特性をご理解いただきたく思い、そのサポートブックというものを利用して個人懇談の時に渡しました。
・もし人と違うことをしているという時には一度理由を聞いてほしい(協調性は大事なのでみんなに合わせるように指導していただいていいのですが)
・感情のコントロールが苦手なので、その場を離れてクールダウンが必要な時があるかもしれない
お願いしたのはこの2つです。
渡した時に「たくさん生徒がいる中で大変かと思いますが、お手隙の時に目を通していただけると幸いです」と伝えたところ「いえいえ。○○さんのことがよくわかるので助かります。学年が上がってもこのファイルを引き継ぎますね」と言って下さいました。
中学受験をするなら国立一択
我が家はそれほど裕福な家庭ではありません。
生活に困るようなことはありませんし、習い事をさせたりできるぐらいの余裕はありますが、子供が3人いることもあり、私立の中学校に通わせるお金はないのです。
前回の記事に書きましたが、中学受験を考える1番の理由は、娘が一緒にいて心から楽しいと思える友達と過ごせるようにと願うからです。
もう一つは授業の進度が公立より早く、生徒が意見を言いやすい環境というところです。
といっても、これからの交友関係がどうなるかもわからないし、子供の意思を尊重したいので、あまり先回りせず見守りたいと思います。
本来中学受験を考えるなら進学塾で早めに小学校の内容を習得し、それから受験に向けての学習をするというのが一般的な流れだとは思いますが、我が家の場合受験するなら国立一択だし、本当に娘が心からその学校を目指したいと言うのであれば、専門のコースがある塾に高学年から通うかもしれません。
なににせよ、娘の意思が大事だと考えています。
友達
幼稚園の時、仲がいい友達と公園に行ったり、家に招いて遊んだり、遊びに行かせてもらったりした時に感じたのは、お母さんが教育熱心だということです。
今の時代はわりとそういう家庭が多いのかもしれませんが、特に長女が好きな男の子はとても品行方正で明るく賢いリーダータイプの子でした。
娘は狭く深く付き合いたいタイプで、最終的に遊びたいと思うのはその男の子と年少からずっと仲がいい女の子の2人だけでした。
「先生はみんなをお友達っていうけど、みんなが友達ではないんだよね」
と言っていたので、おそらくその他の子はクラスメイトという感覚なんだと思います。
小学校にあがる時、男の子は別の学校へ、女の子は同じ学校になりましたが、クラスは別でした。
小学校ではクラスで仲良くなった女の子が1人いて、可愛らしくてクラスで人気のリーダータイプで、うちに預かったり娘を預けたりして遊ばせるのですが、その子も中学受験を考えて勉強をしているような子なのです。
その子は高学年の姉がいるということもありますが、1年生から受験を考えるんだなぁと驚きました。
幼稚園の時から仲のいい女の子は、小学校に入ってからも毎週のように遊ぶし母同士もよく話すのですが、中学受験を考えているみたいで塾の情報等いろいろ教えていただきました。
私自身中学受験の経験がないし、そんなこと考えてもいなかったけど、視野に入れた方がいいのかと考えるようになりました。
人は自分のIQの前後20を外れる人とは会話が成立しにくいといいます。
まだ子供ですので、会話というより興味関心のあることや好む遊びが違ったりするのかなぁと。
私は人との関わりが人生を豊かにすると思っているので、一緒に過ごしていて心から楽しいと思える友達を作れるかどうかは、学生時代にとても重要な問題だと思っています。
左利き
私の家族の中で左利きは長女だけです。
実は私の父方の祖母が左利きで、伯母も左利きなので、そこからの遺伝かもしれません。
左利きについても本を読みました。
左利きは右利きとは脳の使い方が違うようで、言語脳である左脳の発達が遅れるので、考えをまとめて口にするのに時間がかかります。
娘は話してる中で「あの、」って何度もいいます。
あとは、直感力や独自の感性を持っていたり、少数派の価値観を持つのも左利きの特性のようです。
前の記事にギフテッドの特性として書きましたが、左利きも原因なのかもしれません。
左利きの割合は10%
IQ130は2%
マイノリティですよね。
メンサ会員の20%が左利きという記事を読んだことがあるので、高IQと左利きは関わりがあるのかもしれません。
ギフテッドならではの特性
ギフテッドといっても十人十色なので、あくまで娘の場合はなのですが、
「私の子供も、もしかしてそうかな...?」
と思われている方の参考になればと思います。
・習得が早い
ひらがなやカタカナは教えていないのに覚えました。自力で会得する、というところがポイントかもしれません。
TVで流れた言葉や歌の歌詞から「○○ってどういう意味?」とか聞いてきて、教えるとその言葉を正しい使い方で日常的に使うようになります。
それゆえの困り事は、足並みそろえる学校の授業が退屈に感じてしまうことです。
「何回も同じことやるんだよ?もうわかってるのに...」と。
・反復練習が嫌い
宿題で毎日計算のプリントをやるのが苦痛のようで、1年の最初の頃は癇癪をおこして紙をぐちゃぐちゃにしたことがあります。(後述しますが、感情のコントロールが苦手なのです)
学校では基本ちゃんとやっているみたいで、先生は驚いていました。
ピアノを習っていますが、ピアノの練習もよく癇癪をおこします。(なのにやめるとは言わない...)
ピアノを蹴ったりすることがあって、楽器を大切に扱えないのは私は許せないので、次そういうことがあったらやめてもらうと伝えました。
それ以降は癇癪をおこしても蹴ることはなくなりました。
・感情がジェットコースター
この部分に1番悩まされます。
高知能であっても、感情のコントロールは人一倍苦手なんです。
家族の前では主人とも私とも対等に話していてクールなんですが、喜怒哀楽の激しさでまだまだ子供なんだなぁと感じます。
エピソードは先ほどの反復練習の話でもありましたが、弟との喧嘩でもすぐに感情的になって怒り、手が出ます。
「私が縄跳びをしてたら○○くんに下手って言われた」と言って些細なことに深く傷つき泣いたり、勝負事で負けても泣きます。
娘は「泣きたくないのに涙が出てきちゃうんだよ」と言っていました。
ある時から感情的になった時にその場を離れるようになって、私は「またすねてる。すねたらかまってもらえると思われないようにそっとしとこ」と思ってたんですが、その後けろりと帰ってくるので、それがクールダウンのためのものだと気づきました。自分なりにどうにかしたいと考えているんだなぁと。
・疑問を持つ
みんながなんとも思わず先生に言われたことをしている中、「なんでこのやり方をしないといけないの?」と感じて、言う通りにしないことがあります。
たとえば、習っていない漢字を使ってはいけないとか、算数と国語の教科書は毎日持って帰るなど。置いて帰って怒られてました。
「体育座りって嫌なんだよね。ズボン汚れるじゃん」とか。おしりをつけない座り方して注意されたらしいです。
理由を聞くとまぁたしかになーってかんじですけど、ルールは守らないといけないからね。
これに関してはただ娘が不真面目なだけなのかもしれません...
・危険察知能力が高い
幼少期本当によく泣いてだっこを求める子だったのですが、怖いという不安からくるものだったようです。家では穏やかに過ごせていたのでなんとなく気付いていましたが。
弟の危険生物の図鑑の、噛まれたり刺されたりしてしまった時の対策とかを熟読して覚えています。
運動神経は悪くないけど、危ないと思うとおもいきってできないというところもあります。
跳び箱や鉄棒、側転なんてもってのほか。
こんなところでしょうか。
もしかするとギフテッドのイメージとずいぶん違うかもしれません。
難しい数式を幼児期に解いてしまう、なんてことは娘はありません。
知的好奇心は旺盛ですが、ひとつのことにのめり込むタイプではなく、広く浅くというかんじです。
おそらく左利きの脳の働きのせいですが、言葉が出るのが遅かったし、今も喋るのがわりとゆっくりです。
そんな長女の最近の様子
今はクラスに仲の良い友達ができて楽しく通い、どの授業でも手を挙げて発表したり、自分で提案して係を作ったり、積極的に参加できています。
友達関係でまだ不安はあるし先生との相性も重要なので、2年生のクラス替えでどうなるか...というところではありますが、見守りたいと思います。